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企業を退職しカート屋さんに…管理人の活動記録です。

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  • 引退

ここ数日で2つの「引退」に関わりました。

一人は今年度JAF全日本カート選手権SuperKFクラスに参戦していて、先日の東西統一最終戦鈴鹿ラウンドを最後に現役引退を表明していた選手。
先日の鈴鹿での統一戦はメカニックとして同行させてもらいました。
TT、予選と不調が続き、決勝はリタイア。
結果だけ見れば残念なレースですが、決勝での走りは引退レースにふさわしいものだったと思います。
決勝ではスタートで大きくポジションアップし、その後もレース序盤の混戦をするすると抜け出し一時五番手まで浮上するも、接触によるタイヤバーストでリタイアを余儀なくされてしまいました。
思えば今の私があるのは彼が選手権に出始めた頃からメカニックとして呼んでもらっていたから。
選手権という自分の経験したことがない世界を見ることができ、その後の自身の参戦にもつながりました。
その後もステップアップとともに何度かサポートさせてもらい、その度にいろいろなことを勉強させてもらいました。
彼は少なくとも現場ではレースに真正面から向き合い、常に上を見ていたと思います。
その姿勢が結果を呼び、ステップアップの道を開いてきたのではないでしょうか。
最後の走りはその姿勢が出ていたものだったように感じられました。
タイヤがバーストしても最後までなんとか走りきろうとする姿からそれはにじみ出ていました。

もう一人は急な引退。
別のことをやりたいからカートはやめる、と。
SLレースで自分の弱点をまざまざと突きつけられたことが発端だったようです。
こちらの引退は納得がいかない。
なぜ今なのか、なぜカートではないのか、そういうところが曖昧すぎる気がしました。
本当に別のことがやりたいから、というのであればもちろん大いに歓迎すべきことですが、正直なところそこまでの気持ちは私には感じられませんでした。

私はこのことで仕事をやめたときのことを少し思い出しました。
採用してくれた会社をやめるというのはある意味期待を裏切る行為です。
私は「自分がやりたいことをやればいい」と思っています。
その考え自体は変わりませんが、自分がやりたいことをやることで周囲にも影響が及んでいることをちゃんと意識しなければいけないなとも思うようになりました。
会社を辞めるとき、私はその会社の様々なものを少なからず裏切りました。
それだけのことをしてまで別のことをするのであれば、裏切ったものを上回るという覚悟を持って挑まなければいけない、それだけの覚悟がないならば裏切る資格はないと思います。
「裏切る」という言葉を使うと少し誤解が生まれそうですが、他人を裏切るということだけではなく自分を裏切るという意味も含まれています。
一度は自分で決めた決断を変える。それは過去の自分に反する行為です。
それをすべてひっくるめて責任を持てることならば挑戦するべきだと思います。

幸い彼の引退レースはまだ終わっていません。
最後のレース、どんな走りを見せてくれるのか期待しています。
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